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http://koike-ryuichi.comインスタグラムに妻が写真を載せる時、「何か一句」と言われて作ったもの、なかなか面白い。写真もなかなかいい。


#window #lavender  あなたの微笑みに 未来が見えたよ ハレルヤ  今日も日は昇る #親指詩人

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ジャンケンポン 階段上がる スカートが 少しめくれて チヨコレイト #happyvalentinesday #チョコタルト #親指詩人

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竹がきに はっぱのがくふ とりがよみ あたらしいとし あさのおとかな #冬 #朝 #新年 #鉄柵 #親指詩人

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過ぎていく 祭囃子の遠き音を 聴きて落ち穂を 拾う我なり 稲刈り終わり#山笑茶屋 さんにて一息。 #親指詩人

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朝帰り 妻より待つは 子鬼ねこ #親指詩人

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#田舎暮らし 古いトラクターに乗って 空を見てた 次第に晴れてきた いい一日だった #親指詩人

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2017.03.31 / Top↑
ラジオマン
村を歩くと、いつも必ず出会うおじさんがいた。
サングラスをして麦わら帽子をかぶった、ちょっと太めなおじさんは、ブルースシンガーのようなしゃがれ声で、ずっと独り言を言っていた。
「今日は晴れ、子供が走っている。彼のお父さんは車を運転する人である」日照りの中を歩きながら、一人単調な調子で、あることないことつけ加えて、町で起こった出来事を語っている。
そして彼は言った。「イエーイ」
ひとりの実況放送。人は彼のことを「ラジオマン」と呼んだ。
彼は独自のラジオ局の局長兼、DJ、マイクも使わず、電気も使わずスポンサーもつけず、無償で営業していた。
もちろんだれのためでもなく自分のために。
特別ひとに迷惑をかけるわけでもなければ、彼の自由だ。
「今日はこの大学のことを実況中継いたします」
ある日、大学に用事があって行った時、彼が来てた。
「私はある事件の真相を確かめたいと思っています。それは、この村で一番の金持ちといわれている大学の校長のことです」
そんなことをアナウンスしながら一人校長室に入っていった。
彼は大きな帽子をかぶったまま、校長の不正に抗議して詰め寄っていた。
「私は中央情報局だが、あなたの不当な行いについて、私は特別な情報を持っている、これを世間に公表しようと思うがどうお考えですか?」
誰もが彼がクレージーなことはわかっているのだが、「中央」情報局とは恐れ入った。
訳のわからない問いかけに、いったいどうしたら帰ってくれるかと、何時間も彼の問いかけにまっこうから正直に、そんな噂はウソだと否定している。
それでもラジオマンの作り上げた情報は大声で何度も繰り返すので、信憑性を帯びてくる。
それを聞いている周りの人も、もしかすると本当にそうなのではないかと疑い始めた。
ラジオマンの声は、どんどん大きく荒くなって、一歩も引き下がろうとはしない。
困り果てた校長は、とうとうお金をいくらか彼に渡して、帰ってくれと頼む。
するとラジオマンも「この情報は流さないようにするべきだということが、今この場で決定された」と言って。
図太い声でぶつぶつと怒ったようにまたその状況を解説しながら、校長の部屋から出ていった、
「校長は渋々お金を渡した、彼の顔は怒ったままだった・・・」とかなんとか。
「ラジオマン」中央情報局。世界のはしっこで起こっているような出来事も、どこかで聞いたことのあるストーリーだ。
2016.04.22 / Top↑
車からの風景
20号線走ってる
青梅街道
渋滞の中
所沢街道
人生の中でどれだけ車の中で過ごしてるんだろう
路上にいる時間が長い、路上生活者。
甲州街道
トウハチ通り
環状八号線
どれだけの人がこのひびきだけで景色が見えるのだろう
人生の風景
僕の人生の風景は、車の中から見た景色、ずっとそんな景色。
カーステと渋滞、信号待ち、ガソリンスタンド、ウィンカーの音。
地震があっても関係ないさ、ずっと揺れてんだもん。
2016.04.21 / Top↑
CD「とけあう」のジャケットの絵が素晴らしいので、おはな詩を作ってみました。

魚と鳥

魚は、川底から見える、青い空のひかりをいつも眺めていました。
「プクプクプク(空ってどんなとこだろう)」
水の流れにまかせながら、空でもこんな風に泳いでみたいなと、想像していました。
「プクプクプークプ」魚のうたがあぶくに乗ってのぼっていきます。
そこに、鳥が一羽水浴びにやってきました。
いつもお母さん魚に
「鳥が来たらすぐ逃げるんですよ。食べられちゃうからね」
と言われていたので慎重に様子をうかがっていました。
「コロコロカラカラコンコロロ」(川っていったいどんなだろう)」
鳥の歌が自分のうたと似てたので、つい魚も歌いだしてしまいました。
「プククプクククプーククク」
「コロロコロコロカラコロロ」
まるで合唱みたいに二匹のうたがぴったり合っていたので、互いに思わず笑ってしまいました。
「ねえ魚さん何を歌っているの?」
「プクプクプク・・」さかなは少し口ごもりながら言いました。
「空を飛んでみたいなって・・・」
鳥はそんなこと簡単だと言いかけましたが、こう言いました。
「へえ、私は水の中を泳ぎたいって思ってたんだよ」
魚はそれから、また歌をうたいました。
「プクプクプクププークプク」
鳥も一緒に歌い始めました。
「コロロコロコロコーコロコ」
そんな風に歌ってお互いの歌を聴いているうちに、鳥は水中に魚は空中に浮いているような気持になってきました。
今までいた景色から遠く離れていくような感覚に包まれました。
「僕はまるで空を飛んでいるようだ」
「私はまるで泳いでいるみたい」
水の中でも、空でもない世界を
二匹はどのくらい旅していたのでしょうか。
魚も鳥も月明かりの中、自分のお家に戻っていきました。
「コロロコロココ」(魚さんどうしてるかな)鳥は水面に少し足を滑らせながら、たまにそんな歌をうたいます。
「プクククププクプププ」
そんな時魚も同じように、青いひかりをめがけてジャンプしながら、鳥のことを思い出して歌っているのです。
2016.03.01 / Top↑

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