あたらしく
生えておくれよ
根っこたち
夏はまだまだ
これからだ

ぎゅうぎゅうのおしくらまんじゅう、満員電車のような、苗床から。
おおきな池に落とされた苗たち、
植えるときは、ぶちっと、根っこを切ってしまうけれども、
短くなった根っこで、もういちど、夏を迎えて大きくなってほしい。

切られて、はじめて、この世界の大きさを知るかのように。

はるか雲の上から、見れば、小さなひとつぶ、この地球の小さな命。
小さな種の分身、

鹿が食べようが、僕が食べようか、どちらにしても、ひとつぶのいのち。
柵を作ってみた、命惜しさの、苦肉の策。

徒然なるまま、
自然な戦い。
見えるものは、無力な自分。

美しい里がよみがえったらなと、竹林を切りたおし、
笹を切れども、梅雨でまたもとどおり。

ぶちぶちに切られたのは、僕の都会で育った根っこ。
自然の猛威の中で、もういちど夏を迎えて大きくなってほしい。


あたらしく
生えておくれよ
根っこたち
夏はまだまだ
これからだ
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2014.06.26 / Top↑